令和2年第4回宮古島市議会定例会では、一般質問が行われ、主に新型コロナウイルスの影響や観光業、農業、福祉に関する課題が取り上げられた。
議員の平良和彦氏が新型コロナウイルス感染症に関する給付金に関して発言した。現在の宮古島市では、特別定額給付金が95%を超えて支給されており、対象者に対するサポートを強化する意義を強調した。また、観光業への影響にも触れ、「緊急事態宣言の解除により観光客を迎える準備を進めなければならない」と警鐘を鳴らした。
次に、農業振興について触れられ、農業委員会における公正な推薦が求められた。特に、福嶺地域では農業委員が不在で、その不在解消に向けた具体策が必要とされる。その一方で、7月から施行される新たな公募制度を通じて、城辺地区における農業の特性を生かす振興策を講じるとした。
さらに、福祉施策に関する議論も展開された。砂川保育所の補修工事に関し、消防の安全性や十分な適用性が担保されているか議員からの問いに対し、福祉部長の下地律子氏は、「補修工事は適切に実施されており、今後も点検・補修を行っていく」と答弁した。
行政に関する発言も多く、議員らは特に街の発展に向けた整備や新たな計画を進めていることが確認された。上地廣敏議員は、行政文書開示の求めについて、その対応に厳しい意見を表した。他にも、火災や災害対策においても、具体的な検討が必要との意見も寄せられた。