令和3年11月22日、宮古島市議会第8回臨時会が開催され、重要な選挙および予算議案が審議された。
会議では、まず議長選挙が行われ、上地廣敏氏が議長に当選。この結果、議会運営においては上地議長が中心的な役割を果たすことになる。議長選挙の翌には副議長選挙も実施され、長崎富夫氏が副議長に選出された。両氏は、今後の議会運営において不偏不党、公正な運営に努める意向を示した。
続いて、議会運営委員会と常任委員会の委員選任が行われ、新任の議員たちが適任として指名され仕組みの整備が進められている。特に、沖縄県の後期高齢者医療広域連合議会議員の選出において、上里樹氏が選ばれるなど地域医療への取り組みが強化されることとなった。
また、令和3年度の一般会計補正予算(第6号)は、1,207万1,000円の増額が計上され、歳入歳出の見直しが可能となる。具体的には、教育やインフラ整備を含む多岐にわたる施策が対象で、さらなる市民生活の向上が期待されている。この補正予算の内容に関しては、座喜味一幸市長が詳しい説明を行い、参加議員からの質問に答えた。
今回の会議では、海底火山噴火によって漂流した軽石処理に関する意見書も採択され、危機管理姿勢を強化する必要性が強調された。議員は「災害発生から迅速な対応が求められる」として、軽石の影響を受ける市民や事業者への適切な支援策を政府に求める意向を表明した。
このように、今臨時会は新たな議会体制のスタートと、宮古島市における重要な施策が実施されることを示す場となった。議会は、今後も住民の声を反映した運営を続け、地域課題の解決に向けた取り組みを進めていくことが期待される。