令和5年第7回宮古島市議会定例会では、補正予算や新たに提出された条例案、請負契約についての審議が行われた。
本定例会では、議案第129号の令和5年度宮古島市一般会計補正予算が提案され、6億6,264万8,000円の増を伴う内容であることが報告された。この補正予算は、主に価格高騰の影響を受けた低所得世帯への支援として、給付金の支出に活用される予定であると説明された。
続けて、議案第130号の国民健康保険税条例の一部改正案が提案され、健康保険法の一部改正に伴う内容であることが強調された。具体的には、産前産後期間における保険税の減額についての規定改正が行われる。これは、持続可能な社会保障制度構築を目指すもので、市民生活への影響も大きいと考えられる。
さらに、宮古島市し尿等処理施設に関する一連の請負契約についても審議された。環境衛生局長によると、工事を受託する業者の選定は厳正に行われ、今回の契約は市議会の議決を経て進められることが確認された。このし尿処理施設の整備は、地域の衛生環境を改善する重要な事業であり、議員からも慎重な審議が求められた。この工事については、契約検査課から計画の精査が行われ、確実な施工を進める意向が示された。
一般質問においては、議員から市の分野にわたる多岐にわたる質問があり、若者定住のための施策や公共インフラの整備、さらには農業関係の法律についても質疑が行われた。特に、農業に関する質疑では、発言者から農業委員会の基準緩和を求める声があり。特に規制が厳しい農地転用の許可基準について、柔軟な対応を求める意見があり、県に対する要望の重要性が強調された。