令和5年第1回宮古島市議会定例会が、3月2日午前10時に開会し、30件の議案が一括議題として質疑に入った。
市長(座喜味一幸氏)の提案による「宮古島市上野資源リサイクルセンター指定管理者の指定」や「児童館指定管理者の指定」が特に関心を集めた。議員たちは新年度に向けた議案への深刻な質問を展開した。
前里光健議員は、「上野資源リサイクルセンターに関する議案が遅れた理由」を質疑した。これに対し、農林水産部長(砂川朗氏)は、指定管理者候補者の提案について、昨年12月定例会での審査が行われなかった理由として、指定管理の方法を巡る内部調整に時間を要したことを挙げた。さらに、資源リサイクルセンターの運営の在り方についても、直営と指定管理の両方で検討された結果、指定管理が選ばれたと述べた。
次に、新里匠議員は、今後上野資源リサイクルセンターに導入予定の民間事業についての明確な情報を求めた。市長は、特定の提案がまだ決定されていないことを強調し、議会には適宜説明を行う考えを示した。市では、今後の農業支援のため、紅芋等の生産に必要な土地利用の効率的な提案も検討している旨が語られた。
さらに、髙橋拓也財務部長は、債権放棄議案に関連してそれぞれの代表者の死亡に伴う未回収賃料についての対応を説明し、今後の計画としては、情報公開及び個人情報審査会による審査が行われることを明らかにした。