令和2年3月13日、宮古島市議会の定例会が開催された。
議題には、平良港第4埠頭物揚場整備工事の請負契約に関する議案第56号が含まれた。また、一般質問も行われた。
議案第56号の提案理由を下地敏彦市長が説明する中、契約額が3億3,500万余円であることを強調した。その上で、国からの補助金も含むこの契約により、平良港の利便性を向上させる狙いがある。質疑の中では、國仲昌二議員が予算計上の時期について尋ねた。建設部長の下地康教氏は、補正予算で計上された旨を明かした。
その後の一般質問では、新型コロナウイルスの影響が懸念され、多くの議員がこの感染拡大に対する市の対応について疑問を投げかけた。我如古三雄議員は、現状の保健所や医療機関の検査体制を厳しく問い、情報の透明性を求めた。
副市長は、電話相談窓口の設置や感染拡大防止策について説明した。その中で、特に市民の不安を軽減するため、国や県の最新の情報を提供していく重要性を説いた。
また、社会保障の観点から、児童館や図書館の利用者への安全な環境の提供についても議論が交わされた。
その後、狩俣政作議員が話を進め、クーラー設置工事や学校周辺の防犯強化に関する進捗を問うと、教育部長の下地信男氏は、学校のクーラー運用開始は5月1日からであると報告した。さらに、訪問による支援事業など、子育て家庭への具体的な支援策を提案した。
年末の家庭ごみ処理の引上げについて、生活環境部長の垣花和彦氏は、今年度からの料金引上げを説明し、さらなる対策を講じていく考えを述べた。
今後の施策においては、観光業の回復をはじめ、多方面にわたる課題に引き続き目を向けていくことが強調された。