令和3年9月21日に開催された宮古島市議会定例会では、多くの一般質問が行われた。
特に新型コロナ対策については「自由民主党の平良敏夫議員」が、宮古島市内のコロナ感染状況について厳しいと述べ、終息策の具体案を問うた。市長の座喜味一幸君は、ワクチン接種の進展を強調し、接種率を上げるための啓蒙活動が進行中であると説明した。
また、コロナワクチン接種率向上の取り組みについて平良議員は、集団免疫の必要性を指摘。市は他媒体を介した広報活動に力を入れていること、全人口の約7割が接種を終えたことを報告した。
さらに、し尿処理問題についても議論が交わされた。平良議員が予算執行状況について言及し、国防衛省との折衝の重要性を強調したのに対し、生活環境部長の友利克君は、現行の伊良部案からの見直しの必要性を説いた。市長は、見直し案に基づく防衛省への説明が重要であるとの見解を表明した。
また、入島税や環境税の導入にかかる議論も交わされ、平良議員は観光地の環境保全に向けた提言を行った。市は宿泊税の導入へ向けて検討を進めることが必要との見解を示した。
加えて、観光客の適正受け入れに関する問題も取り上げられた。「平良百合香議員」は、コロナ禍での観光客増加に対し、適正な管理考慮を求めた。
宮古島市では、観光業の今後の発展と持続可能な経済基盤の強化が必要であるとの認識が共通していた。市民所得向上について、農業や観光産業の振興を結ぶ政策の重要性が再度確認された。
最後に、議会全体として、市民生活の改善や未来を見越した施策が必要であるとの意見が盛り上がった。議員たちは市民とともに未来の宮古島の創造について議論を深め、新たなビジョンを掲げる姿勢を見せた。