令和3年9月1日、宮古島市議会は第7回定例会を開催した。
開会にあたり、議長の山里雅彦氏が出席議員24名を確認した。
議事は、会議録署名議員の指名から始まり、狩俣政作氏と新里匠氏が指名された。
次に、会期についての決定が行われ、9月1日から22日までの22日間とすることが決議された。
議会では、42件の議案が一括議題として提案された。
市長の座喜味一幸氏が予算議案を説明し、令和3年度一般会計補正予算において、歳入歳出予算が392億9,752万1,000円に達することを伝えた。
補正内容は4億4,632万5,000円の増を含み、様々な施策に対応することが求められている。
また、国民健康保険事業特別会計補正予算は、歳入歳出予算の総額が63億5,792万3,000円とされ、約1,165万円の増になるとされる。
そして、港湾事業特別会計や介護保険特別会計など、他の補正案件も合わせて過去の状況と比較し、必要な財源確保に向けた改定が行われる。
条例議案についても言及された。
デジタル社会の形成を図るため、個人情報に関連する法律の整備が必要とされ、条例改正案が提出された。
さらに、宮古島市固定資産税に関する特例や手数料徴収条例の改善についても言及され、当局の効率化を目指す姿勢が伝えられた。
その他、和解及び損害賠償に関する議案や、未処分利益剰余金の適切な処分が円滑に進むよう、議会全体での意見が求められた。
今後の会議では個人情報の取り扱いや健全化判断比率なども議題に上がる予定である。
今回の定例会を通じて、宮古島市の財政状況や必要な改正が議論され、市長や議員たちはそれぞれの立場から前向きな意見を交わした。