令和3年第7回宮古島市議会定例会が9月2日に開催された。
この会議では、令和3年度一般会計補正予算をはじめとする数多くの議案が審議された。
特に注目されたのは、令和3年度宮古島市一般会計補正予算(第4号)で、議案第67号として提案された。
総額4億4,632万5,000円の補正予算の内訳には、国庫支出金や繰入金が含まれており、その多くは新型コロナウイルスの影響に由来する。
市長の座喜味一幸氏は、"経営環境が激変する中で、この補正予算の執行は市の経済を支えるためにも重要だ"と強調した。
また、具体的には公共下水道事業会計補正予算(第1号)も議案に含まれ、実施計画明細書に基づく効率的な計画策定業務の予算が承認される見込みだ。
上下水道部長の兼島方昭氏は、"観光客や人口の増加に伴う廃棄物の処理に、急速に対応する必要があるため、補正予算の提案は不可欠だった"と述べ、緊急性を訴えた。
さらに、児童館条例や歴史文化資料館の設置なども議題に上り、地域の文化振興や子育て支援に向けた取り組みも報告された。
福祉部長の下地律子氏は、子どもたちの健やかな成長に向けた施策を実施する考えを述べ、多くの議員から支持を得た。
このように、宮古島市議会では財政面の逼迫を考慮しつつ、地域の将来に向けた投資が模索されている。今後も議会の審議内容に注目が集まるだろう。