令和4年3月17日、宮古島市議会は定例会を開催し、全24名の議員が出席した。本会議では、一般質問を中心に様々な議題が取り上げられた。
議題の焦点の一つは、2022年度沖縄振興予算についてであり、「我如古 三雄議員」が質問を行った。2022年度沖縄振興予算は326億円減となり、総額2684億円となることが公表された。この減額は、実質的に宮古島市において非常に影響が大きいとされており、議員からは、「予算が取れない県政と言われるが、厳しい環境の中、次世代にどうにか良い環境を残さなければならない」との意見があった。
次に取り上げられたのは、旧町村部の振興についてである。市長の「座喜味 一幸氏」は、旧町村地域の振興について「特性を生かした地域づくりを進めていく」と述べ、地域の活性化に向けた施策が必要であることを強調した。
新型コロナウイルス感染症に関しては、「我如古 三雄議員」が感染拡大を受けた支援策について質問した。生活環境部長の「友利 克君」は、感染者への支援について具体的な取組として「食料品の提供を行い、孤立した感染者に対して助けとなる支援を実施している」との回答を行った。
また、宮古空港横断トンネル道の早期整備が要望され、建設部長「大嶺 弘明君」が現状を説明した。「現在県と調整を重ねており、早急に整備を進めていきたい」という意欲を示し、地域住民の便利な交通手段確保に向けた取り組みが示された。
さらに、宮古島市肉用牛センターの契約についても、現状維持から新規就農者を受け入れる体制を築く必要があるとの意見が挙がり、農業振興に関する施策への期待が寄せられた。
関係者は、地域振興や人材育成に向けた具体的なプランを考慮しつつ、沖縄振興や公共事業に関する支援を求め、地域の安全確保や産業の発展を目指していくことを確認した。