令和4年12月14日に開催された宮古島市議会定例会では、各議員から重要な質問が相次いだ。
特に焦点となったのは、総務行政に関する質問であり、地域の生活や職員の安定的な雇用についての議論が展開された。議員の西里芳明氏は、休職中の職員の健康状態や人数について質疑を行い、14名が休職中であるとされる。この問題は市の人員体制に影響を及ぼし、議員は「職員が安心して働ける環境を整えることが重要である」と強調した。
次に、大嶺弘明建設部長は、道路行政に関して堅実な見解を示し、県道78号線の街路樹管理についての対策を約束した。この時期に重要な話題としてあげられたのが、地域振興施策及び観光行政における新しい取り組みである。キーワードとしては「ユニバーサルツーリズム」であり、誰もが楽しめる観光地づくりが求められている。
また、教育行政においては、コミュニティ・スクールの導入が進められ、地域に密着した活動の重要性が討議された。議員からは、教職員の負担軽減の意見も多く出され、「人手不足が影響するため、地域の協力を得るべき」との声が挙がった。
環境行政についても触れられ、特にごみ問題は市民の関心事であり、意見交換が行われた。野犬対策や、地域住民の声に寄り添った施策の実施が求められた。「地域とともにある」意識を持つことが更なる課題解決に繋がると期待されている。
最後に、農業行政においては、農家所得向上についての取り組みが問われ、特に耕作放棄地解消や新たな技術の導入が重要なテーマとして議論された。これにより、地産地消の進展や地方創生が推進されるシナリオが描かれた。