宮古島市は、令和4年9月29日に行われた第6回定例会において、計40件の議題を取り扱った。
特に議案第68号「令和4年度宮古島市一般会計補正予算(第4号)」では、政策参与報酬の減額が議論され、賛否に分かれた。賛成意見は、修正案には無計画さがあると指摘し、一方で反対意見は、「地方自治法違反ではない」との意見を強調した。総務財政委員会の委員長である下地茜氏は、議論の中で予算措置の必要性について明言するものの、具体的な後続策には言及しなかった。
また、議案第82号「宮古島市トゥリバー海浜公園の設置及び管理に関する条例の制定」についても注目が集まった。議員の中では、遊泳期間の設定が短すぎるとの意見があり、利用者の利便性を考慮する必要性が示された。経済工務委員会の西里芳明委員長は、利用期間の見直しの重要性を強調し、市民の声を反映させる姿勢を表明した。
議会ではさらに、農業振興地域整備計画の変更に関連して、宮古島市の意見を尊重するよう求める決議が可決された。この決議は、農業従事者との対話を重視し、地域の持続可能な発展につながるものである。加えて、下地島空港周辺の県有地明け渡しに関する件でも、農家の声を代弁する意見書が承認され、安全な農業経営を求める姿勢が明らかにされた。
最終的に、令和4年度宮古島市一般会計補正予算(第4号)は原案のまま可決され、議会の運営がどのように地域に影響を与えるか、今後も注視が必要だとされている。