令和3年9月22日に宮古島市議会が開催され、重要な議題が議論された。
議会では、宮古島市の個人情報の管理や税制に関する複数の条例改正案が可決された。その中でも、議案第76号における個人番号の利用に関する条例の改正は、デジタル関連法の施行に伴い、個人情報の取り扱いの透明性が求められる中で進められている。上里樹議員は、「国の法整備に合わせた情報管理が市民のプライバシーを守るために必要である」と主張した。
また、一般会計補正予算に関する議案第67号も取り上げられ、し尿処理施設に関する予算が大きく議論された。仲里タカ子議員は、「し尿処理場の見直し案には時間をかける必要があり、急いで進めるのは危険ではないか」と警鐘を鳴らした。これに対し、議会は95名以上の義務を持つ市民にとって重要な案件として捉えている。
なお、コロナ禍による財政難を受けて、地方税財源の充実を求める意見書が提出され、採択された。この意見書では、地方自治体における税収確保の重要性が強調され、市長に対し早急な対策を求めるものである。議長の山里雅彦氏は、「新型コロナウイルスの影響で地方自治が影響を受けており、税源の安定が急務である」と述べた。
また、最近の議論の中で、座喜味一幸市長に対する不信任案も提案され、職員の採用手続きにおける不透明さが指摘された。採用過程において適正な手順が踏まれなかったとされ、これについて新里匠議員は「この問題は市民サービスに大きく影響し、正すべきである」と強調した。加えて、し尿などの環境問題にかかる費用の見直し報告が行われ、議会内外から反響を呼んでいる。
こうした様々な議題を経て、宮古島市議会は市民の利益を守るため、合理的かつ地域性を考慮した施策を講じる方向に進むことが期待されている。特に市長の進退に関わる重要な問題として注目され、議会のアクションが今後に影響を与えるものとみられる。