令和2年1月30日、最新の定例会が宮古島市議会で開催された。議案はすべて可決され、市の各種事業に向けた重要な決定が下された。
特に注目されたのは、宮古島市職員の給与に関する条例の改正である。行政側からは「一般職との均衡を保つ」ための改正として説明された。その結果、特別職の期末手当が一律引き上げられることが決まった。
臨時会では、議案第1号の一般会計補正予算も承認された。この補正では、主に体育館の改修事業などが取り上げられた。特に、体育館における老朽化対策が重要視されており、議員たちからも多くの質疑が寄せられた。
議案第9号および第10号では、それぞれ特別職と市議会議員の報酬についても改正が求められ、可決されたことから、市民間には物議を醸す結果となった。市長は、議員の報酬引き上げが市民感情と乖離する可能性について認識している部分もあったが、どうしても必要な措置だとして強調した。
また、伊良部屋外運動場整備工事に関する議案も可決されたが、これに際しては多くの賛否の意見や質疑が議場でも議論された。特に、粗末な設計や運営の懸念が議員たちから指摘されたが、結局当地の発展を考えた場合、投資が不可欠との一致した意見となった。
今後の展望としては、伊良部大橋を利用した観光拠点の整備や、教育関連事業の充実、そしてトータルな財政運営の見直しがさらに進められる見込みである。また、各種事業の成功により地域経済も活性化を期待されている。