令和4年第4回宮古島市議会定例会が、6月9日に開会した。
全24名の議員が出席し、会議は定刻通りに開始された。会議の冒頭、議長の上地廣敏氏は、会議録の署名議員の指名を行い、池城健氏及び平良和彦氏の指名が承認された。また、今定例会の会期を6月9日から6月22日までの14日間と決定した。
今回は、予算関連が主な議題であり、議案49号から報告第11号までの合計22件が審議された。特に令和4年度の一般会計補正予算を見ると、市長の座喜味一幸氏は、総額386億1,764万7,000円の補正予算を提案し、この中には9億71万3,000円の追加が含まれていると説明した。これにより、公共施設や地域振興事業への資金提供が期待されている。
一方、議案57号に関しては、宮古島市介護保険条例の一部改正が提案された。新型コロナウイルスの影響での収入減少により、介護保険の保険料減免措置が必要になったとし、市長はその重要性を強調した。また、自治公民館条例の改正についても、今後の地域活性化策に役立つと見込まれている。
さらに、農業集落排水事業や水道事業の補正予算にも言及され、それぞれの事業において生活環境改善のための施策が進められることが期待された。特に公共インフラ整備については、離島特有の障壁を乗り越えるための政策が進展する必要性が強調された。
質疑応答では、議員から具体的な補助金の内容や事業の実施状況について質問があり、混乱なく施策を進めるための徹底した情報収集と周知の必要性が指摘された。