令和4年2月2日、宮古島市議会臨時会が開かれ、重要議案が審議された。
本日の議題は、会議録署名議員の指名、会期の設定、予算に関する議案が中心である。議長の上地廣敏氏が会議を開会し、24名全員が出席と報告した。
議案の提出に関し、座喜味一幸市長から令和3年度宮古島市一般会計補正予算について説明がなされた。補正額は12億953万6,000円で、歳入歳出予算をそれぞれ438億2,939万1,000円と定めている。この中には、住民税非課税世帯等臨時特別給付金事業として10億9,373万8,000円が含まれている。福祉部長の下地律子氏によると、対象世帯数は約1万800世帯で、支給は早ければ3月にも可能であると発表した。
また、議案に関して質疑応答が行われ、新里匠氏や前里光健氏をはじめとする議員が詳細な質問を行った。特に、下地律子氏は住民税非課税世帯の臨時特別給付金について、返送される確認書の内容や今後のスケジュールについて詳しく説明した。彼女は、申請者が希望通りに振り込まれる条件について、「確認書が3ヶ月内に返送される必要がある」と述べた。議員からは、制度の透明性や対象者への配慮についての意見や要望も寄せられた。
この議会では、専決処分の報告も行われ、交通事故による賠償金について詳細が共有された。副議長が、事故の過失割合に関する質問に対して、総務部長の宮国泰誠氏が「過失割合は相手側が9割、市側が1割とされた」と説明した。また、市民の交通安全を強調し、周知徹底の重要性とともに、事故防止についても再認識を促した。
最終的に、議案第1号の令和3年度宮古島市一般会計補正予算(第10号)は可決された。議長の上地廣敏氏は、全議題の審議が無事終了したと報告し、議会は閉会された。