令和3年9月2日、石垣市議会は第8回定例会を開会した。
本日の会議では、36件の議案と数件の報告が取り扱われる。
議長は、まず会議録署名議員として「宮良操氏」と「井上美智子氏」を指名した。
続いて、会期が9月2日から21日までの20日間に決定されたことが報告された。
市長、中山義隆氏は、令和2年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告を行った。健全化判断比率の各指標はすべて基準を下回り、財政の健全性が確認された。実質赤字比率は12.81%未満、実質公債費比率は7.2%と報告された。これにより、早期健全化団体や財政再生団体でないことが示された。サポート企業の経営状況についても報告され、特に八重山食肉センターの経営状況に言及されたが、こちらも問題ないとのことである。
また、いくつかの条例の改正提案もあった。特に石垣市個人情報保護条例の一部改正については、特定個人情報の取り扱いに関する法律の改正を反映した形での提出となる。市長はこの改正の必要性を強調した。
さらに、新庁舎建設工事に関係する工事請負契約についての内容変更がいくつか提案され、これについて質疑が行われた。「花谷史郎氏」は契約変更が適切であるか疑問を呈したが、議長はここで質疑を結束した。
議案の審議と合わせて、各特別会計に関する予算補正案も提出され、特別会計の歳入と歳出それぞれにおいて明確な数字が示された。
石垣市の財政状況は、全体として健全性が保たれているとの答弁があった。一方で、今後の地域経済の成長を見越した投資や施策が求められる。
議長は、最後に次回の会議日程について言及し、質疑を通じて地域の意見を吸い上げる重要性を強調して会議を閉じた。