令和2年第5回石垣市議会臨時会が5月27日午前10時02分に開会した。
議事は順調に進み、まず会議録の署名議員に東内原とも子氏と長山家康氏が指名される。
次に、会期が本日1日のみと決定された。議案第39号、令和2年度一般会計補正予算が主要な議題として提案された。
市長の中山義隆氏がこの補正予算に関する説明を行った。補正予算の内容は、歳入歳出にそれぞれ9,935万2,000円を追加し、総額を405億1,856万3,000円にするものである。
今回の補正は、新型コロナウイルス対応に関するものであり、国庫支出金や繰入金の調整が含まれる。主な歳出は、農林水産業費や商工費、消防費、教育費の増額が見込まれている。
総務財政委員会の委員長、砥板芳行氏が審査報告を行った。歳入増加や、国庫支出金が新型コロナウイルス感染症に関連した臨時交付金の追加によるものであることが強調された。
また、委員会での質疑が活発に行われ、各議員が補正予算の内容に関する意見を述べた。特に、感染症対策としての農林水産業支援が注目され、肥育牛に対する支援事業の詳細についても言及された。
委員会は予算案を原案通り可決することを決定し、議会全体の意見も一致した。総務財政委員会からの質疑に対し、市の各担当部門が丁寧に説明を行い、予算案に対する理解を深める場となった。
この臨時会では、議事がすべて終了し、午後4時26分に閉会した。議員たちは市民の期待に応えるべく、さらなる努力を誓った。