令和4年第5回石垣市議会臨時会が7月15日に開催され、重要な議案が審議された。この日の議題には、一般会計補正予算や工事請負契約が含まれ、市民の生活と地域の発展に寄与する内容が話し合われた。
初めに、議長の平良秀之氏が安倍晋三元首相の逝去に対し、黙祷を求める場面があった。その後、会議が進行され、特別委員会調査報告が行われた。新石垣市立八重山博物館建設調査特別委員会の委員長である米盛初恵氏が報告書を読み上げ、建設計画についての経過と今後の展望が示された。
米盛氏は、「候補地の財政的メリット・デメリットを示し、市民の意見を収集することが重要」と強調し、住民投票の実施も提案された。また、博物館建設における準備室の早期設置も求められ、今後の進展について議員間で質疑が交わされた。内原英聡氏はこの準備室の設置について具体的な形を求める質問をし、必要性が広く認識されていることが示された。
続いて、令和4年度石垣市一般会計補正予算が審議された。市長の中山義隆氏は、新型コロナウイルス対策や物価高騰対策を盛り込んだ補正予算について、その重要性を説明した。歳出では、総務、衛生、農林水産業、商工、教育など多岐にわたり増額が図られ、新型コロナに伴う各種支援事業の展開が期待される。特に、省エネ家電製品買換え促進事業が注目され、市民からの支持が得られることを願っていると述べた。
また、工事請負契約に関連して、石垣小学校校舎解体撤去工事の契約が承認された。契約金額は約2億7,247万円で、工事の相手方は株式会社砂盛工業が選ばれた。この契約についても、多くの議員から意見が出され、質疑が行われた。
最後に議会は、全ての議案について原案通り可決し、各施策の早期実施を期待する声が高まった。市議会の進展が、石垣市民の生活向上と地域の持続可能な発展に貢献することを多くの議員が願っている。