令和3年6月24日、石垣市議会(定例会)は第4回の会議を開催し、様々な議題が議論された。「新型コロナウイルスワクチンの接種状況と課題」についての質問が多く、石垣達也議員がその要点を述べた。
石垣市内では接種が進んでおり、65歳以上の高齢者の1回目接種率が80%に達していると報告された。しかし、約1900名の高齢者が未接種であることが懸念され、福祉部長の高坂正則氏は、意志確認の必要性を示唆した。接種券が届いているのに予約をしていない高齢者がいる中で、電話などで確認を行うことが求められている。
続いて、「石垣市が独自で行う各種支援策について」が議論され、特に新型コロナウイルスの影響による経済支援に関して、市民への周知が重要であることが指摘された。福祉部長の高坂氏は、住居確保給付金や緊急小口資金の実績を報告し、生活困窮者に対する支援の重要性を強調した。
また、「子育て世帯生活支援特別給付金」についても言及され、予算規模は5901万円とされ、対象者への支援が検討された。『子育て支援は重要な施策であり、市民の生活支援は欠かせない』と福祉部こども未来局長の南風野哲彦氏が述べた。
「政府の発表した生活困窮世帯に対する支援策について」も討論され、特に新型コロナウイルス影響を受けた家庭に対する支援金の受付が今後行われることが確認された。
一方で、「ゴルフ場について」「スーパーシティ構想について」にも質疑が寄せられ、住民の意見や環境影響について真剣に考慮する必要が強調された。特に、野良猫や動物愛護の問題についても再認識が促されており、地域の協力による地域猫活動の重要性が提起された。
最後に、各議員は市民生活を支援する施策や自然環境保護への取り組みの重要性を強調し、議会はこれらの課題への柔軟かつ迅速な対応が求められていると結論づけた。