令和4年第4回石垣市議会定例会が6月20日に閉会した。議会では、地域の重要課題が多数討議され、数多くの議案が可決された。特に注目を集めたのは、テレビ難聴解消の陳情と「20人学級」を求める請願であった。
日程第5では、テレビ難聴解消に関する陳情が採択された。伊野田地区の住民からの直訴に基づき、住民の視聴環境の改善が求められた。米盛初恵総務財政委員長は、緊急性を認め、政府や放送事業者に働きかける必要性を強調した。また、陳情第13号も同様の精神で採択され、具体的な実情に即した対策が求められている。
議案第48号の令和4年度石垣市一般会計補正予算も重要な議題であった。補正予算には、コロナ対策や児童扶養給付金などが盛り込まれ、市民の生活支援が目指された。米盛初恵総務財政委員長は、この補正により地域経済の安定が図られるとの見解を示した。特に、子育て世帯への家計支援を評価する意見が多かった。
また、「20人学級」への移行を訴える請願も賛同を得た。教育環境の改善を求める声が強く、この請願は子供たちの健やかな成長に不可欠な議題の一つである。井上美智子議員は、少人数学級によって教育の質が向上することを訴え、教職員の労働環境の改善が求められていると述べた。
議長である平良秀之議員も、次回議会での継続審査の申し入れを重視しており、特に教育関連の問題は議会として責任を持って取り組むべきとの姿勢を示した。