令和3年2月2日、石垣市議会臨時会が開催された。
この臨時会では、議案や緊急質問を通じて、地域の重要な課題に関する議論が展開された。
特に火葬場の故障に関する問題が取り上げられ、遺族の負担増加が懸念されている。環境課の大城智一朗課長は、火葬場の一基が故障したため、現在1日2体までの火葬しか行えない状況であり、遺族負担が増加していると述べた。
遺族は3日から4日待たされており、その間の安置に要するドライアイス代や葬儀費用が負担となっている。
この問題に対し、議員たちも様々な見解を持ち寄った。箕底用一議員は遺族負担の軽減策を求め、適切な対応を強調した。
市長の中山義隆氏も遺族の負担を減らす方向性を示したが、現状を打開する具体的な見通しは示されなかった。
また、長期的な火葬場運営の改善策として、修理が5月までかかる見込みとされている。議員たちは、この遺族負担問題が社会保障の一環であることを踏まえ、迅速な対応や支援策の検討を求め続けている。
もう一つの重要な議題は、川平地区のFMラジオアンテナ塔の建設についてだ。前津究議員は、無理解のまま工事が進むことへの懸念を表明し、住民への説明責任を求めた。
契約管財課の野崎雅治課長は、地域住民に対する説明会の必要性を認識しているとし、市の立場からも当事者としての責任を果たす姿勢を示した。