令和5年第2回石垣市議会は2月27日に開会し、さまざまな議題について審議が行われました。
開会の挨拶に続き、会期の決定が行われました。定例会の会期は、2月27日から3月20日までの22日間に決定されました。
次に、中山義隆市長が令和5年度の施政方針を発表しました。市長は、脱コロナと景気回復を目指し、様々な施策に取り組む意気込みを示しました。
施政方針の中では、観光業の回復が特に強調されました。入域観光客数がコロナ禍前に近づいてきており、業界の活気が戻ってきていると述べました。クルーズ船の寄港も再開され、経済復活の芽が見えてきたとのことです。
市長は、経済対策として地元農水産物の消費拡大を図る施策も発表しました。例えば、地元産の食材を学校給食に取り入れるなど、地域振興に資する取り組みを進めていると強調しました。
また、ワクチン接種の進展も指摘されました。感染症対策には万全を期し、特に高齢者や障がい者に対する巡回接種が行われているとのことです。市長は、これらの施策が市民の健康と暮らしを守るための重要な基盤であると述べました。
他にも、施政方針では特に青年や学生の支援策を充実させる方針が打ち出されました。将来的には新たなインターネット通信制の高校が開校予定であり、これが教育の選択肢を広げるとしています。
議会に提出されたその他の議案には、個人情報保護に関する法律施行条例や、学校給食費の管理に関する条例、様々な特別会計の予算案が含まれています。これらの議案はそれぞれの委員会に付託され、審議が行われる予定です。
令和5年度は多くの面で挑戦が求められていますが、議会メンバーは市民の幸福を最優先にする姿勢で臨むことが大事だと強調されました。