今月14日、石垣市議会で市営新川団地の入居についての質問が行われた。新川団地は、令和4年に施工されたもので、今月17日からの引っ越しが予定されている。
新川団地への入居者は、既存の市営住宅からの移転が38世帯、新規入居が42世帯である。新規入居者の中には、障がい者福祉施設を運営する事業者も含まれ、地域の福祉向上が期待される。
一方、県営団地の建て替えに関する質問もあり、建設部長は来年度中に真喜良団地と真喜良第2団地の建て替えを予定していると説明した。県営団地の中でも特に注意が必要なのは磯辺団地であり、住民からの要望に基づき検討がされる予定だ。
また、公園の管理については、建設部から公園の遊具が老朽化し、使用禁止の状況が報告された。特に、真栄里公園や八島小東公園に設置された遊具について、修繕の必要が指摘され、今後、専門業者に相談しながら対応を進める旨が説明された。
一方、登野城議員は、県管理の石垣空港の環境整備の必要性についても質問し、空港入り口の周辺を整備する計画が進行中であるとの報告もあった。特に緑地帯や景観に配慮した整備が今後求められるとの意見もあり、県との積極的な連携の意義が強調された。
加えて、石垣島マラソンの参加費が高額であることについては、参加者が減少している原因とされ、今後参加しやすい費用設定を模索する意見が寄せられた。市長は大会管理を通じて、参加者の満足度を向上させる努力を続けるとしている。
議会では、子育て支援や児童虐待への対応として、地域の協力が不可欠との認識が示された。特に、石垣市においては、児童と高齢者の交流を促進する複合型福祉施設の設置について市民からの要望もあり、さらなる検討が期待されている。