令和4年6月13日に開催された第4回石垣市定例議会の2日目は、米盛初恵議員による一般質問が行われた。
まず、高齢者福祉に関する質問では、米盛議員が「シニアのお役立ち情報」を広報する方法について問うた。福祉部長の南風野哲彦氏は、高齢者の生活支援につながる情報をまとめた冊子を作成し、各地域の民生委員などを通じて配布していると答えた。さらに、待機高齢者問題についても言及し、107名の待機者を解消するため、特別養護老人ホームの整備を進めると述べた。
障がい福祉に関しては、農福連携政策を通じて、障がい者の働く場は広がっている。13の事業所で延べ242人が作業に従事しており、さらなる雇用促進に向けた連携を強化すると福祉部長は強調した。
市民生活福祉の質問では、米盛議員が市役所跡地周辺の再開発や「歩道整備で歩けるまち」について意見を述べた。建設部長の知念永一郎氏は、中心市街地の整備計画を詳細に説明し、市民と来訪者が交流できる拠点や、歩道整備に取り組むことを約束した。
また、ふるさと納税の額を5億円から50億円に引き上げる秘策についても質問があり、企画部長の小切間元樹氏は、地元産品の魅力を広めつつ、返礼品数を増やし計画的に寄付を促していく意志を表明した。
最後に、男女共同参画に関する質疑がなされ、DV被害の実態を受けて、行政は今後も支援体制の充実を図る方針を示した。さらに、女性の管理職比率の向上にも取り組むと、福祉部長の石垣やよい氏は明言し、今後も継続して努力していくと締めくくった。
このように、議会では市民生活に密着した問題が多数取り上げられ、今後の施策に大きな影響を与える議論がなされることが期待される。