令和5年第2回石垣市議会(定例会)が3月16日に開催され、髙良宗矩議員の一般質問が行われた。公園や教育、交通環境についての質問が寄せられ、特に市内公園の管理状況について多くの意見が交わされた。
髙良議員は、市内公園で故障している遊具が増えていることを指摘した。特に、遊具の更新計画やインクルーシブ公園の設置について、具体的な対策が求められた。建設部長の知念永一郎氏は、故障遊具の把握状況に関して、適宜点検を実施していると回答したが、使用不可の遊具が七基あることが現実であると認めた。
教育振興に関しては、不登校の問題が深刻化しているという議論があった。髙良議員は、不登校の原因や市内学校におけるいじめの実態についても問いただし、不登校児童生徒の支援強化が必要であると強調した。教育部長の天久朝市氏は、個別支援の取り組みや地域との連携の重要性を述べた。
交通環境については、自転車ヘルメット着用の義務化に関する質問があった。子どもたちの通学路の安全点検や自転車通行帯の整備に加え、交通安全教育の実施が求められた。市は、今後の道路整備の計画を策定し、自転車利用者の安全を図る方針を示した。
また、市内PR活動についても話題に上った。髙良議員は、石垣市のPRグッズの導入について提案し、行政側は今後関連事業を検討する意向を示した。さらに、子育て支援についても、見守りおむつ宅配便の導入が話題に上がり、導入に向けた具体的策を求める意見が寄せられた。
このように、議会では様々なテーマでの議論が行われ、特に市民の生活向上に寄与する様々な施策が求められていることが際立っていた。髙良議員は、特に急患搬送用の恒久ヘリポートに関しても言及し、地域の医療体制の強化が必要だとの認識を持っていることが示された。
その後の質疑の中でも、自衛隊の配備に関する議論が展開されるなど、多岐にわたる議題が取り上げられた。議会は引き続き市の発展に関する重要な議論を進める場としての役割を担っていることが確認された。