令和3年12月13日、石垣市議会の定例会が開催され、議員たちは市政の多くの重要な問題について質疑を行った。
特に大きな注目を集めたのは、長山家康議員が提起した飼い主のいない猫対策に関する問題である。長山議員は、全島での不妊去勢手術の実施状況を問う中で、既存の処置が社会的にも不安を生じさせていると指摘した。石垣市市民保健部長の天久朝仁氏は、助成制度に関してはしっかりと普及啓発に努めていく方針を示した。
また、障害者福祉行政においては、石垣市手話言語条例の施行からの進捗状況についての報告が行われた。福祉部長の高坂正則氏は、手話奉仕員の養成講座を通じた成果について触れつつ、今後の課題に対する取り組みについても言及した。
また、小中学校のプログラミング教育については、教育部長の天久朝市氏が、教育課程におけるプログラミング科目導入の進捗や課題について説明を行い、必要な支援体制の整備についても提案がなされた。
さらに、サッカー場の整備については、花谷史郎議員がナイター設備の整備に関する市の見解を求め、建設部長の知念永一郎氏が利用実績に基づいた今後の計画について答弁した。また、反響を呼んでいるゴルフ場付きリゾート施設に関する質問もあり、観光業を支える地域振興としての重要性が再確認された。企画部長小切間元樹氏は、ゴルフ場設立の進捗状況について説明し、経済効果の見込みなどについて詳述した。
さらに、IT事業支援センターについても議論が交わされ、今後の活用についての期待が高まっている。特に、オンライン教育など新たな学びに向けた動きに関心が集まった。