令和4年第2回石垣市議会は、3月25日に開催され、様々な議題について討議が行われた。
特に、市長の資産報告の現状についての質疑が注目を集めた。内原英聡議員は、政治倫理の視点から市長の資産報告書の改善を求めた。市長の資産公開は市民に開かれた市政の確立のために重要であると強調した。市長はその後、資産報告について昨年度の内容を改正し、規則に従って公開を進める意向を示した。
次に議論されたのは住民監査請求への対応についてである。市内で無断使用されていた市有地の利用に関する住民監査請求が取り上げられ、監査委員はその判断の根拠について説明。石垣市使用料条例に基づいた賠償金算定の妥当性が問われる中で、監査委員は公有財産規則を支持する見解を述べた。
また、工事請負契約に関する手続も重要なテーマとして取り上げられた。議会の議決が必要となる契約の変更手続きについて、具体的な手順が示された。特に、工事設計変更協議における透明性の確保が重要であるとの意見があった。
さらに、大規模災害や有事の対策については、中山市長が国防は国の専権事項とする見解を示し、地域社会における市の役割の重要性を強調した。議員らは、成長期の子どもの栄養状態や部活動前の補食についても提案し、学校給食の充実が求められている。
また、石垣小学校の建て替えに伴う周辺整備では、新しい校舎の周辺環境や安全対策について意見が交わされた。市民の意見を反映した安全な環境づくりが重要であると強調された。