令和5年6月定例会では、石垣市のふるさと納税の取り組みが報告された。昨年度は約14億5000万円の寄附を集めることに成功した。この結果は新規ポータルサイトの追加や返礼品のブラッシュアップによるものとされている。今年度はさらにリピート寄附を促す取り組みに重点を置く方針だ。
下水道接続率の話題も取り上げられた。現状の接続率は約62.52%で、前年より2.34%の増加を見せているが、まだ十分とは言えない。下水道課は接続率向上に向けた活動を強化する方針で、過去にはシルバー人材センターを利用した戸別訪問も行っていた。また、今後は新たな工事業者の確保が課題である。
農業行政については、北部地区の草地造成事業が議論された。新たに50.4ヘクタールの草地造成が予定されているが、参加には高度な条件が求められるため、農家が個別で取り組むのではなく、地域全体での協力が必要とされる。子牛の取引価格が低迷している中、補助金の具体的な投入も求められた。市長は、補助金に関しては特に優れた子牛の生産に向けた支援を約束した。
また、石垣市の陸上競技場についても改修工事が進行中で、施工業者は工期内の工事完了に向けて努力を続けている。ただ、スタンドの改修計画については、まだ具体的な進捗は見られないとのこと。