令和元年第4回石垣市議会定例会が、7月1日に最終日を迎える中、様々な議案が審議された。特に、石垣市就学支援委員会条例の一部改正案は、委員数を20人から22人に増やすもので、可決される運びになった。また、石垣市火災予防条例の改正案も通過し、火災予防体制の強化が図られることとなった。
工事請負契約に関しては、石垣市新庁舎建設工事の共同企業体との契約が承認された。契約金額は49億644万円で、4回の入札が不調だったため、随意契約として締結されることになった。
一方、石垣市美ら星ゲートの設置に関しては、新たに設けられた条例が可決され、観光名所としての魅力を発信することが期待されている。この条例の目的は、地域振興及び観光産業の振興に寄与することにあり、2020年の星まつりに向けて整備が進められている。
また、議員からの提案に基づく意見書も多く可決され、米軍普天間飛行場の辺野古移設を求める意見書が賛成多数で通過した。議員の中には、特に移設問題に関して議論が活発に行われていることを強調する声もあった。市長もこの件に関して、市民の安全を第一に考え、一日でも早く解決を図る必要があるとの立場を示した。
更に、石垣市港湾事業に関する補正予算や、太平洋クロマグロの資源管理に関する要請もあり、地域漁業の未来を見据えた取り組みが継続されている。
このように、議会では地域住民や関連産業の声を反映した様々な議案が審議され、可決に至ったことが報告された。市の方針としても、市民が安心して暮らせる環境を守るために、引き続き努力を続けるとの発言があった。