令和3年6月22日、石垣市議会は定例会を開催し、様々な議題が取り上げられた。
この会議の中で特に重要な議題として新型コロナウイルス感染症対策が挙げられた。井上美智子議員は、ワクチン接種の現状と課題について質問した。市民保健部長の天久朝仁氏は、4月から集団接種を実施し、65歳以上の高齢者への接種が進捗していると報告した。また、PCR検査体制の強化についても言及し、市民が容易に検査を受けられる体制の整備が求められている。
続いて、自衛隊配備問題について、井上議員は審議会での説明内容と現況調査の不一致について質問した。建設部長の知念永一郎氏は、サキシマスオウノキの伐採に関して問題が発生していると述べ、環境を維持しながら慎重に対応していく方針を示した。
さらに市職員の職場環境についても議論され、井上議員は長期休職者の実態について質問した。総務部長の翁長致純氏は、現在の長期休職者数やメンタルヘルスへの対応について説明し、職員の健康管理の重要性を強調した。
急患搬送用ヘリポートの恒久化については、急患搬送の必要性が強調されたが、整備計画に関しては地域の意見を十分に反映したいとする意向が伝えられた。
教育行政に関しては、特に生理用品の無償配布の必要性が指摘された。教育部長の天久朝市氏は、各学校では保健室において生理用品を常備しているが、トイレへの常備については管理面の課題があることを説明した。
最後に、東京オリンピック・パラリンピックの開催について、井上議員は開催のリスクを指摘した。市長の中山義隆氏は、安全に開催するための対策が講じられていると説明した。