令和2年第6回石垣市議会は6月19日、一般質問の最終日を迎え、多くの課題について活発な議論が行われた。特に市生活バス路線に関する補助金や新型コロナウイルス感染症への対応策が焦点となった。
仲間均議員は石垣市生活バス路線確保対策の補助金について、具体的な取り組みを質問した。特に、65歳以上の高齢者のバス利用料金の無料化に関する意見や、公共交通協議会での話し合いの進捗についても言及した。これに対し、市の企画部長である小切間元樹氏は、生活バス路線の補助金が住民福祉に資するものであると強調し、65歳以上の非課税世帯へのシルバーパス事業が拡大されたことを説明した。
また、新型コロナウイルス感染症の影響についても質問が相次いだ。長山家康議員が新型コロナウイルスの感染者発生時の対策について尋ねると、教育部長の天久朝市氏は、感染者が確認された場合には、臨時休校を決定する可能性があることを示し、万全の異常 monitoring が行われていると説明した。
さらに、国の施策であるＧＩＧＡスクール構想に関する質問もなされ、教育環境の整備についての具体策が提案された。教育部長は、個別最適化された学びを実現するためには、児童生徒に1台の端末を配布することが重要だと語った。
その中で特に目を引いたのは、石垣市においてもコロナ対策として訪れた観光客に配慮した幅広い経済対策が提案されている点であった。具体的には、地元企業を含む経済支援の一環として、買い物や観光促進の目的でクーポン券の導入が進められている。
友寄永三議員は、特に石垣市が行った給付金や補助金施策の具体的な成果を問うた。企画部長の小切間元樹氏は、総額約1億2600万円にのぼる助成が行われたと報告し、地域経済の活性化に寄与していることをアピールした。
教育部門においては、今後も効果的な感染防止対策を講じ、新型コロナウイルスに対する警戒を続けつつ、教育活動を行う意向が示された。今回の議会においては、コロナ影響を乗り越えてより良い街づくりのため、多方面にわたる施策が盛り込まれた。