令和2年9月17日に行われた令和2年第9回石垣市議会では、様々な政治的課題が話し合われた。特に注目を集めたのが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市の対策についてだ。
宮良 操君は、11月に予定されている石垣島まつりの開催について質問した。新型コロナウイルスの影響で、イベントは過去にないほど縮小され、入場制限やオンライン配信が検討されているとの報告があった。また、プレミアム付商品券について、自治体の経済支援策として、市民全体にその効果が期待されるとされており、特に非課税世帯への配慮がなされる旨の説明もなされた。
次に、港湾課職員の不祥事問題が挙げられた。石垣市の職員が公金を横領した事例に対し、建設部長は事件の内容と再発防止策について説明し、職員の意識改革が重要であると強調した。
また、農林水産部長の棚原 長武君は、新型コロナウイルス感染症が農畜産業に及ぼす影響等について触れ、特産品の消費を促すための対策が求められているとの意見があった。情報の迅速な提供や教育旅行を含めた観光行政の重要性も認識され、観光業の保護と活性化が急務であることが再確認された。
図書館の運営については、移動図書館の活用や給食センターでの異物混入事案が報告され、改善に向けた取り組みが進められる必要性が指摘された。議会からも住民の意見を反映した改善策の検討が求められた。
石垣市自然環境保全条例の審議会の運営についても議論がなされ、着実に運営が行われることが納望されている。特に審議会メンバーの選考基準については、透明性と公正性を求める意見があり、今後の動向が注視されなければならない。