令和4年第2回石垣市議会が3月23日に開催された。
議員たちは、未来の石垣市の発展に向けた重要な議題を取り上げ、計画の進捗や各施策の詳細について議論を交わした。
初めに、長山家康議員は、ゴルフ場付きリゾート施設整備について質問した。
企画部長の小切間元樹氏は、進捗状況を説明し、昨年9月には計画が国から同意されたことを強調した。今後、必要な開発許可の手続きが進むという見込みとのことだが、完全な着工にはまだ時間がかかるとされている。
また、議員からは南ぬ島石垣空港駐車場の利用時間の無料化について問われ、建設部長知念永一郎氏は、駐車場の有料化の背景と無料設定の要望を県へ行っていることを述べた。無料時間の設定が市民にとって必要な改善であるとの認識が示された。
続いて、動物愛護行政に関する質疑では、飼い主のいない猫の対策やドッグラン整備について意見が交わされた。
市民保健部長の天久朝仁氏は、現在の進捗状況を示し、一斉避妊去勢手術の実施が課題として挙げられていることを認めた。また、ドッグランの整備については、関係課での検討が続いていると述べた。
道路行政の発言において、長山議員は、石垣第二中学校北通り線と横4号線の進捗について質疑し、建設部長は現在の整備状況について回答した。
市の整備計画の明確化を求める声が相次ぐ中、特に、道路整備の必要性が切実であるとの意見が強調された。
その後、川満誠一副市長は、新型コロナウイルス感染症対策について答え、地域住民や企業との意見交換の重要性を強調した。特に、自宅療養者への支援が必要であるとの論点も挙げられた。
最後に、観光振興において美ら星ゲートが取り上げられた。議員らは、観光客数の回復と併せて、返済や収支改善策の検討が重要であると指摘した。企画部門からは、デジタルコンテンツやイベント企画での改善を検討していく姿勢が示された。
石垣市は今後の計画の進展を見据え、市民から寄せられるさまざまな意見に耳を傾けながら、積極的な施策を実施していく方針を示した。