令和4年第9回石垣市議会臨時会が11月28日、開会した。議題には、人事院の勧告を受けた給与改定や予算補正などが盛り込まれた。
市長の中山義隆氏は、まず職員の酒気帯び運転による接触事故を謝罪した。このような事態に対し、職員倫理の確立を再度促す必要性を強調した。
臨時会では、重要な給与に関する条例案が提案された。議案第78号では、職員の月例給が0.25%引き上げられる。これは、民間給与との乖離を解消するための措置であり、特に若年層を対象としたものとなっている。勤勉手当も0.10月分の増額が予定されている。
続いて、議案第79号では石垣市特別職の給与を1.65月分に増額する内容が提案された。また、特別職に関する報酬審議会の開催を経ない改定を巡って質疑も行われた。議員の本給に関する審査が怠られているのではないかという懸念が示された。
議案第80号は、議会議員の報酬についての改定案で、発言があり、無審議での給料改定に対する懸念が示された。議会改革特別委員会からの報告も受け、ペーパーレス化の進行が議論された。タブレット端末の導入や文書共有システムの整備についても、その具体的な取り組みが求められている。
この臨時会において可決された議案は、給与に関するものだけでなく、令和4年度の一般会計補正予算など、計11件にのぼった。これにより、市の財政運営がスムーズに進むことが期待されている。市議会は、これからも市民により良いサービスを提供していくため、透明性のある議論を継続していく必要がある。