令和3年第10回石垣市議会定例会が12月6日午前10時に開会した。
会議では、議件として23件が提出され、議論された。その中で、特に注目される議案がいくつかあった。
まずは、議案第90号の令和3年度一般会計補正予算(第6号)である。この補正予算案は、国の新型コロナウイルス感染症対策予備費を使用し、子育て世帯への特別支援事業に必要な経費を追加するものだ。その内容として、歳入歳出予算にそれぞれ5億803万6,000円を加え、総額を358億3,366万4,000円にすることを計画している。市長の中山義隆氏は、これに関して質疑の応答を行った。
また、教育委員会委員の任命に関する同意第2号および同意第3号も提出され、いずれも議会からの同意を得て承認された。中山市長は、任期満了に伴う新たな委員任命の意義を強調した。
さらに、議案第87号から第89号では、国民健康保険条例や税条例の一部改正などが行われる。特に注目すべきは、未就学児に係る被保険者均等割額の減額である。こちらは、財政安定化を図るための施策であり、今後も市民生活に大きな影響を及ぼすことが予想される。
また、地域の農業基盤整備促進事業に関する議案も取り上げられ、これに関しては事業費7億2,400万円であり、令和4年度から8年度の5年間にわたり実施される計画が語られた。
議案第102号にて新たに生じた土地の確認に関しても提出されており、現在進行中の港湾改修事業に関連した内容である。
最後に、今回の会議では、議会運営委員会の答申に基づき、質疑省略や即決処理が行われることが合意された。今後の市議会の動向に注目が集まる。