令和元年第４回石垣市議会の一般質問が行われ、地元議員たちが教育や地元特産品、空港ターミナルといった多岐にわたる問題について提起した。
最初に、教育施設の耐震化についての質問があり、教育委員会は市立の教育施設の耐震化率は95％であると答えた。特に、大浜小学校の耐震化に関しては、地域の保護者からの強い要望が寄せられ、現在、10号棟の改修計画が進行中である。教育長の視察後、早急に対応が求められる。
次に、地元特産品の輸送補助についても議論された。農水産物に対する補助がある一方で、加工品を含む商工業者への補助がない現状は問題視された。具体的には物流コストが高いことによって、特産品の販売価格に影響が出ると説明された。
南ぬ島石垣空港ターミナルに関する話題では、空港施設の狭隘性が指摘された。国際線の増改築が進まない中、国内線の対策が急務である。市長も観光の重要性を認識しており、観光客への快適なサービスを提供するために、早急に改善が必要との見解を示した。
高齢者運転免許証の返納に関する質問もあり、市は返納者がふえていることを報告。運転技能維持講習会を年２回実施し、認知症や事故防止に対する取り組みを強化する方針を明らかにした。
観光施設の駐車場不足も指摘され、特に川平公園において混雑時の誘導員配置が行われていることが述べられた。臨時駐車場の確保や、周辺地域との連携を図る必要性が強調された。
最後に、真栄里ヘリポートの状況についても、他町の苦情が寄せられていることを受けて、迅速な対応を求めながら地域の協力を重視して連携を図るべきとの意見も述べられた。総じて、地域の安全と発展に向けた課題解決が急務であることが強調された。