津山市議会は令和3年9月定例会を開催し、議案に対する質疑や一般質問が行われた。
この中で、議員たちの生活に密着した質問が続き、村田 隆男議員は「津山市重度障害者自家用車給油助成」の事業状況について具体的に問うた。事業開始時期や助成基準、利用者数および給油所の状況を明らかにし、今後の周知方法についても指摘した。
村田議員の重大な質問に対し、環境福祉部参与の奥田 賢二氏は、重度障害者の為の助成制度は平成3年度から実施されており、580名の利用者がいると報告。また、障害者や高齢者の外出時の交通費助成についても実現には至っていない現状を明らかにした。
その後、新型コロナウイルスの影響を考慮した生活応援商品券の配付事業も取り上げられた。津山市では、低所得世帯に対して1冊1万2,000円分の地域商品券を配布する方針を示しており、その支援対象者数は約900世帯を見込んでいるとのこと。
さらに、議会では「農業振興」についても活発な議論が行われ、特に米の生産状況と農業所得向上のための施策が議題にのぼった。これに対し岡田 康弘農林部長は、収入減少を受けて将来的な支援施策を推進していく考えを示した。