令和6年6月の真庭市議会定例会では、聴覚障害者とのコミュニケーションを円滑にするため、軟骨伝導イヤホンの導入が提案された。妹尾智之議員は、この技術がプライバシーの保護に貢献し、難聴者が職員と効果的に会話できると強調した。彼はまた、軟骨伝導イヤホンの導入が真庭市の共生社会推進基本方針に沿った重要なステップであると述べた。
市長は、聴覚障害を持つ市民に対しての理解を示し、軟骨伝導イヤホンの導入を前向きに検討すると発言した。過去5年間に補聴器の購入助成を受けた市民の数や、身体障害者手帳を持つ市民は184人であり、これからもそういった支援を行っていくことの重要性を指摘した。
もう一つの大項目として、インクルーシブ公園の整備についても質問された。インクルーシブ遊具は、安全で誰でも楽しめる環境を提供するものであり、子どもたちの理解と交流の場となる。妹尾議員は、今後の遊具整備に市民の意見を取り入れ、バリアフリーへの対応を進める意向を示した。
市長および関係部長は、これまでの取り組みを踏まえて、公園の整備過程において市民の意見を尊重し、特にインクルーシブデザインに基づく公園整備を進める方針を示した。パートナーシップの重要性を認識し、今後も市民とともに進めていく考えを強調した。こうした意見を踏まえ、真庭市では公園の改修や新規設置を行う際に、様々な地域のニーズを反映させるべく努力する姿勢を表明した。