令和2年9月津山市議会定例会が開会した。
議長の岡安謙典氏は、出席議員全員に感謝の意を示し、開会を宣言した。本会議では、議事日程に従い、3つの主要な議題が取り上げられた。まずは、会議録署名議員の指名が行われ、近藤吉一郎議員と津本辰己議員の両名が選ばれたことが確認された。
次に、会期の決定についてが議題に上がり、出席者から異議はなく、会期を本日から9月30日までの31日間とすることが決定された。これにより、議会運営のスケジュールが確定した。
最後に、議案の説明に移り、津山市長・谷口圭三氏が登壇した。提案された議案には令和2年度津山市一般会計補正予算(第4次)が含まれ、具体的な歳入・歳出の増額の内容が詳しく説明される。歳入の主なものとしては、国庫支出金が3億5096万円、県支出金7795万円、繰越金22422万円、市債19143万円が挙げられた。
補正予算の歳出部分では、総務費や民生費、農林水産業費の増額がされ、地域農業の持続可能性を高めるための事業や、新型コロナウイルスに関連する施策が含まれていることが強調された。この補正額は合計で9億3605万円の増額となり、予算総額は599億138万円に達する。
また、教育環境の整備や災害復旧についても言及され、子供たちに快適な学びの場を提供するための測定がなされている。
さらに、条例議案も提案され、固定資産税の課税制度の見直しや建築基準法の制限の緩和など、市民生活に直接影響を及ぼす内容が承認を求められた。特に、地域振興に貢献する件に関心が寄せられた。
市長の提案を受け、議会は今後の審議に向けて動いていく方針を示した。議会は次回、9月7日に本会議を開き、議案質疑および一般質問を行う予定だ。今定例会を通じて、地域課題に対する議論が進むことが期待されている。