令和4年6月14日に開かれた津山市議会定例会では、多くの議題が登場し、熱心な議論が交わされた。
特に交通安全対策事業が注目されている。広谷桂子議員(公明党)は、「高齢者の運転による事故を防止するため、急発進等防止装置整備費助成制度を設けた」と説明し、この取り組みが高齢者の安全運転を促進する重要な施策であることを強調した。
加えて、母子健康手帳アプリについても意見が交わされた。このアプリ化により、妊婦や保護者は健康管理が容易になり、今後の子育て支援の一環として期待されている。こども保健部長は、「このアプリは、妊娠中や子供の成長を記録し、必要な情報を提供することが可能だ」と答えた。
さらに、生理の貧困問題への対応も議論のテーマとなった。環境福祉部長は、生理ナプキンの配布に対し「女性の健康を支える重要な施策であり、継続的な支援が求められる」と述べ、地域内での柔軟な対応を訴えた。
ヤングケアラーの問題も指摘されており、教育長は「地域全体で支援を行う重要性」や、具体的な支援策を実施する必要性を訴えた。これは、高齢者や障害者を支える若年層の負担軽減とも関連し、今後の課題の一つとして議論されている事項である。
最後に、食品ロス削減推進事業についても話題になった。議会側からは、食品ロス問題の解決を目指す具体的な取組を進める意義について再確認され、環境に配慮した地域の形成が期待されるとの意見が寄せられた。