令和5年9月定例会において、津山市議会は様々な議題を討議した。
まず、有害鳥獣対策について、勝浦正樹議員が質問した。
イノシシや鹿による農作物の被害が深刻で、多くの農家が影響を受けている。捕獲頭数はイノシシが1,081頭、鹿は1,402頭に達し、被害額は合計748万円となった。
捕獲に対する補助金は、イノシシに1,629万円、鹿に2,654万円が支払われた。今後は、農業者や地域住民の連携が求められており、ICTを活用した集落ぐるみの対策も考えられているとのことだ。
次に、久米市民プールの新築更新については、地域の方々からの陳情があり、市長はこの施設の必要性について再確認した。
現在の久米市民プールの敷地内に新たなプールを建設する方針であり、公認プール機能を追加し、年間を通じての利用促進と交流人口の増加を目指している。
整備費は21億円とされ、これは過疎対策事業債を活用する予定だ。
決定の過程では、市民や専門家の意見聴取が行われており、今後も多方面からの意見を反映し、早期に基本計画を策定する方針である。スケジュールは令和6年度に事業者選定し、令和8年度の運営開始を目指す。