令和3年12月定例会では、公共交通、公共施設の管理、教育関係の話題が中心に議論された。
特に公共交通について、田口浩二議員は三条市のデマンド交通が有効な事例として紹介し、津山市でも類似の実証実験を行うべきと提案しました。現在福田地区でのグループタクシー実証実験の結果は芳しくないものの、さらなる調査をし、市民のニーズを把握することが重要だと強調されました。特に、バスの利用が少ない時間帯にデマンド交通の実施を検討するべきとの意見が出ました。
公共施設の管理については、ファシリティマネジメント委員会が設定した目標の見直しが求められており、今後の展開に期待が寄せられています。未使用施設の利活用や、地域の活性化に貢献する方針がいくつか示されました。市の課題を整理し、公共施設を持続可能なものにする必要性が議論された。
教育面では、市の第三期教育振興基本計画が取り上げられました。ここでは学力向上やICT教育の普及が議論され、設定された目標について質問が相次ぎました。特に、男女差や小学校と中学校での目標設定の違いが指摘され、それぞれの根拠を明確にする必要があるとの意見が出ました。さらに、通信環境の整備状況について、現時点での速度改善がなされているが、使用頻度の高い時間帯では依然として問題があるとのことが確認されました。
このように、公平で質の高い教育環境を整えるためには、家庭でのサポートや地域との密接な連携が不可欠であると強調されました。教育長からは、これまでの取り組みに対する成果と今後の展望について具体的に説明されましたが、性別や学年による目標の差はあくまで実情に根ざしたものであるとの答弁がありました。