令和元年9月25日、津山市議会は、重要な議案や請願を審議するための定例会を開催した。一般会計の補正予算や複数の特別会計決算が上程され、各委員長の報告が行われた。特に、議案第11号である「令和元年度津山市一般会計補正予算」は多くの関心を集めた。
総務文教委員会委員長の松本 義隆氏は、オリパラ基本推進調査事業について、モナコ公国とのホストタウン登録に向けた進捗を説明した。また、卓球台の購入についても言及し、公式競技用の卓球台を10台購入予定であることが明らかにされた。
厚生委員会委員長の政岡 哲弘氏は、令和元年度津山市一般会計補正予算に関する審査を通じて、幼児教育・保育の無償化について詳細な説明があったことを報告した。特に、地方自治体として独自の費用負担を考慮する必要があるとの意見が交わされた。
請願第1号の扱いについては、議会内での意見が分かれ、継続審査となることが決定された。議員たちは、教育環境の整備の重要性を強調しながらも、その実現に向けた具体的な施策の必要性を力説した。
各委員長からの報告後、参加議員たちは質疑応答を通じて各案についての理解を深め、採決が行われた。議案第11号、印鑑登録に関する条例改正案、教育・保育事業に関わる条例改正案など複数の議案が賛成多数で可決され、重要な方針が決定した。
これに続き、平成30年度の決算議案も上程され、津山市の財政状況について市長が説明を行った。歳入の減少や歳出の増大が進む中でも、子ども・子育て支援などの施策を迅速に行なったことに触れ、市議会全体が津山市の未来に向けての責任を共有していることを再確認する場となった。議事の終了後には、今後の市の発展に対する議員たちの期待が寄せられた。