令和2年3月、津山市議会が開かれ、新型肺炎対策を含む様々な議案が議論された。
初めに、村田隆男議員は新型肺炎対策について質問した。新型コロナウイルスの影響と関連し、「人間の生きざまをどのように感じたか」と問いかけた。市長の谷口圭三氏は、警鐘を鳴らしていた故李文亮医師に対し、敬意を表したと述べた。
続いて、村田議員は健康と福祉のまちづくりと題し、公共施設に消防設備であるAEDの設置について提案した。高齢者の活動を支え、健康づくりを推進する重要性を強調し、市の取り組みを期待する意向を示した。
議案質疑では、学校給食への異物が混入した問題が取り上げられ、学校教育部長の絹田真一氏は、「健康被害はなかった」との報告を行った。今後は原因究明と再発防止が求められる。
次に、多様性の尊重についての質問が行われ、選択的夫婦別姓制度とその導入が議論された。市長は、夫婦同氏制度に対する意見を述べる一方、国会での議論の進展を期待していると語る。
議会では、パートナーシップ制度の導入も提案された。市長は性の多様性に対する理解を深め、支持する姿勢を見せ、その実現に向けた研究が進むことを示唆した。
また、議案質疑の中で、B80号線整備事業に関しても触れられ、村田議員が疑問を呈した。市道の改修計画に関し、議会に十分な資料が提出されていないことや、透明性の欠如が懸念された。
議会の進行中に、退職予定の次長級の職員から市への思いが披露され、職員の定年政策についても言及した。市民に対する信頼の確保が必要であり、業務改善に向けた姿勢の重要性が再認識される結果となった。