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美作大学公立化要望に津山市は慎重姿勢を見せる

津山市議会で、美作大学公立化の要望が浮上し、地域振興策として公認プール整備の必要性も議論された。
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令和6年3月、津山市議会の定例会では、個人質問として多くの重要な議題が提起される中、美作大学の公立化と久米地区の公認プールについて特に焦点が当てられた。

議会の中で、美作学園理事長からの要望書提出を受け市長と大学との間の連携について問いただされた。美作大学が現在直面している学生募集の厳しさに市がどのような支援を行うのかが注目されている。市長は経営努力を求めつつも、教育の重要性を強調し、大学が存続するためには地域全体の協力が不可欠であると述べた。

一方、久米市民プールの公認化についての議論が展開された。市長と副市長は、プールの公認に伴う経済波及効果について、利用者増加を通じた地域経済の活性化が期待されるとしながらも、現在のプール利用者からの理解が得られているかが懸念として示された。特に、高齢者の増加に対してどのように配慮した施設運営を行うのか、具体的な料金設定についての意見も多かった。市は政策全体の一環として、健康増進を進め、様々な世代に利用されるプールにしたい考えを表明した。

さらに、田邑の太陽光発電建設に関する疑惑についても言及され、過去の財産区の決定や賃貸契約にまつわる疑問が持ち上がった。市長は適法な手続きで進められていると述べる一方で、地域住民からはさらなる透明性の確保が求められた。

高齢者虐待の問題についても触れられ、通報後の適切な対応が行われていないとの指摘に市長は否定的な見解を示しつつも、改善の努力を進める必要性を認めている。この議論は、今後市議会で更なる審議が必要であることを検討させる要因ともなった。

また、議会では津山市の経済状況も問題視され、財政調整基金の減少が懸念されている。これに対して市は、しっかりとした管理運営を続けなければならないという姿勢を示した。

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議会名令和6年3月津山市議会定例会
議事録
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