令和3年12月の津山市議会では、デジタル化による変革や臓器移植、児童虐待、子宮頸がんワクチンの接種、学校給食の安全性、そして子供の事故防止について多岐にわたる問題が取り上げられた。市議会では、主に三浦ひらく議員からの質問が集中し、副市長がデジタル社会推進本部を設置した背景について触れた。
三浦議員は、デジタル化による変革を進めるための取組みを強調した。特に新たに設置された津山市デジタル社会推進本部が、市民生活の利便性向上を図るための組織であることをアピールした。また、専門家からの意見を受けて、市のデジタル化推進についての意識改革が必要であるとの見解が示された。これに対し、副市長は先進事例を参考にしながら市の状況に合った改善策を講じていく意向を示した。
臓器移植に関する問題も議論された。児童虐待の現状について、三浦議員は過去3年間の通告件数を挙げて、その深刻さを訴えた。その結果、担当部長から、児童虐待への理解と支援が重要であるとの認識が示された。特に、啓発活動を通じて社会全体での早期発見を促進する方針が強調された。
子宮頸がんワクチン接種についても重要な話題として議論された。接種対象者数や接種状況、未接種者に対する対応についての具体的なデータが示された。保護者や医療機関との連携が強化され、より多くの受け入れが期待されている。
さらに、学校給食における安全対策として、献立の見直しや食材の選定基準が示された。九月議会でも議論された米の消費減少問題を考慮し、地域特産品の使用促進が求められた。米の消費については地域商社の機能を活かしながら、学校給食における地産地消の推進が提案された。
一方で、スポーツ振興に関しても言及され、幼児期からの体力づくりが求められている。スポーツ活動が減少している現状を踏まえ、地域としての取り組みの必要性が強調された。少子化と連動し、合同チーム編成についても議論がなされ、市内高校でも類似の課題があることが指摘された。