令和5年6月20日、津山市議会定例会が開催され、市議会議員たちが各々の議題について活発な議論を交わしました。本定例会では、少子化による様々な課題に対応する施策についての質問が相次ぎ、安定した未来に向けた取り組みが求められました。
寺坂典子議員は、一つ目の質問として岡山県の「おかやま縁むすびネット」のマッチング活動状況と津山センターの利用状況を尋ねました。これに対し、産業経済部長の中川竜二君は、令和5年5月末時点で男性1,032人、女性878人の計1,910人が登録され、成婚数は225組に達していると発表しました。さらに津山センターの登録者数は191人で、結婚支援に向けた取り組みが進んでいることが示されました。
次に、8050問題に関する質問も浮上しました。寺坂議員は、80代の親が50代の子供を支える構造が増えており、社会の孤立化が進んでいる点を強調しました。教育次長の森上譲君は、民間委員によるアンケート調査を通じて76人のひきこもり状況を把握し、そのうち50歳以上の人数を把握している事実を示しました。今後も地域ごとに様々な支援体制を構築することの重要性が指摘されました。
また、勝北中学校のテニスコートの安全性については、今年度開始のテニス部員が危険な状態で活動している状況や学校側からの修繕要請が何度も行われていることが議論されました。教育次長は、教育環境の安全確保に向けた対応を進めていくことを示しました。
ほかにも、放課後児童クラブの問題や関係団体間での活動報告など、市民参加型の取り組みを通じてコミュニティの活性化が求められました。