令和元年9月津山市議会定例会が開催され、さまざまな議題が議論された。
特に注目されたのは、「第74回全国植樹祭」の開催地を岡山県北に誘致するための決議についてである。
県北地域はヒノキ生産量日本一の岡山県内で森林面積が広く、岡山森管理署や森林研究所も所在する場所であることから、主会場としての適性が強調された。三浦ひらく議員はその議案の可決を求め、津山市の当局においても強力に誘致活動を進めるよう要望した。この決議が可決されたことにより、岡山県北での開催を進める動きが加速する見込みである。
また、平成30年度の決算に関する議論が続き、特に民生費に関する保育料や医療費の負担について意見が交わされた。議員たちは、経済的な負担を軽減するための施策が必要であるとの認識で一致した。一方で、就労者が減少する中での財政問題や収入未済に関する議論もあり、多くの議員が、将来的な子育て支援や福祉制度の見直しを求めた。市内の出生数が減少していることがその背景にある。
河本英敏議員は、特に保育料の無料化施策により出生率の向上が期待されても、実際にはあまり効果が出ていないことを指摘した。今後の施策について、出生数を増加させるためには、さらなる工夫が必要であるとの論調が見られた。