令和元年6月定例会が開かれ、津山市の重要課題が議論された。金田稔久議員が質問に立ち、地方創生事業や市営プール、統一地方選挙に関わる問題について具体的に説明を求めた。
特に地方創生事業においては、既に終了した事業の概算総額が9億9,084万円にのぼると報告された。新たに採択された1事業を含む10件の事業が進行中である。また、事業内容の見直しと変更申請により、現時点で実績ベースの概算総額は8億7,386万円と減少したことも伝えられた。一方、行政は引き続き投票率向上に向けた取り組みを求める意見に対し、選挙管理委員長が前回の投票結果を挙げ、向上の難しさを認識していると述べた。
次に、プログラミング教育については、岡山県の指針に従って、来年度からの小学校での必修化を厳守すべきとされ、教育長はその必要性を再確認した。教育現場においては、プログラミング教育が指導法の多様化を促し、その中でのICT環境の整備は重要な課題となる。
また、道路整備促進についても、県内の各市町との連携が強調された。特に、昨年の豪雨災害を受けて、復旧状況や課題についても詳しく報告された。市では、県からの要望書に基づき、発生した道路、河川災害134件について復旧計画が進められており、その中には工事が完了したものと今後予定されるものが含まれる。
さらに、金田議員は、市営プールの民間委託試行についても言及。教育委員会は、学校でもプール授業が行われ、民間企業との連携を深める努力を継続する方針を示した。
広谷桂子議員は、食品ロス削減について詳細な質問を投げかけ、学校給食の残渣問題や子育て支援ガイドブックについても触れた。市長は食品ロス問題に対し積極的な取り組みを約束。
最後に、プレミアム付き商品券などの支援策を求める声が議員から上がり、地域共生の観点での福祉や交通網の整備の重要性がさらに強調された。これに対し、皆様の理解と協力を求めて市長は閉会の挨拶を行った。