令和3年9月22日に開かれた津山市議会では、コロナ禍による財政状況の厳しさが強調され、地方税財源の充実を求める意見書が可決された。予算案などの重要事項が議論され、様々な意見交換が行われた。
特に議案第5号の「地方税財源の充実を求める意見書」は、新型コロナウイルスの影響での巨額な財源不足を背景に、既存の税制を見直し、必要な資金を地方自治体に提供するよう国へ強く要望する内容である。議長の津本辰己氏は「我々は地域の未来を守るために、国に要望する必要がある」と述べた。
また、令和3年度一般会計補正予算(第4次)に関する議案も議論された。この補正予算には新型コロナウイルス対策としての生活支援金や教育支援関連の事業が含まれ、市民生活の安定を図る重要な役割を果たすとの意見もあった。「感染症対策を優先するため、予算の使い道を慎重に考えるべきだ」との意見もあり、賛否が分かれた。
選挙第9号については、岡山県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙が行われ、和氣健氏が18票を獲得し当選した。また、年度決算に関する各種会計の報告もあり、全ての議案が可決された。他にも、請願第3号が採択された一方、請願第4号と第5号は不採択となった。議会は市民の声をしっかりと受け止め、今後も政策の改善に努める姿勢を示している。